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2024.11.29
館野さん
一昨日は、初台にある東京オペラシティ
コンサートホールへ、演奏会を聴きに行った。
クラシック系の演奏会では、会場に入ると
何十枚ものチラシが配られる。
最近は、配らずに置いてあることも多い。
昨日も、演奏会のプログラムに 20数枚の
チラシを挟んで、ロビーのテーブルに置いてあった。
私は、それを持って着席した。
開演前。
演奏会に誘ってくれた友人とふたりで並んで
それぞれ、そのチラシを見ていた。
見ていたと言っても真剣に内容をチェックしていた
わけではなく、ざーっと見ただけで、内容は
ほとんど読んでいなかった。
クラシックの演奏家は、ほとんど知らないからね。
一通り見終えた私は、チラシを膝の上に置いて、
ステージを眺めた。
その時、突然、何年も前にその友人と一緒に
ピアニストの舘野 泉さんのリサイタルを
東京オペラシティ コンサートホール聴きに
来たことを思い出した。
私が「前にここに館野さん、一緒に聴きに来たよね」
というと「よう思い出したな。そんなことあったな」と彼。
(調べてみると 2015年6月3日のことだ。)
私は、何気なく膝の上のチラシに視線を落とした。
チラシは、東京フィルハーモニー交響楽団の
定期演奏会のもので、指揮者の尾高忠明さんの
写真が載っていた。
尾高さんのことは、子供の頃から知っている指揮者で
とても楽しそうに指揮をする姿が、好きだった。
父が仕事の関係で、尾高さんと繋がりがあり、
父を通して、サインをもらったこともあった。
私が「あ、尾高さんや」と言って、
そんな昔話を友人にしながら、もう一度、
チラシを見てビックリして声を上げてしまった。
尾高さんの写真の横に写っているのが、
館野 泉さんだったんだ。
たった今、館野さんを聴きに来たね、と話したら、
膝の上に館野さんの写真があったので、
ちょっと怖かった。
もしかしたら、自分が意識していないだけで、
館野さんの写真と名前が視界に入っていて
無意識がアクセスして過去のリサイタルのことを
思い出したんだろうか。
いやいや、そんなことはない。
そのチラシを全く見ていなかったよ。
どういうことか分からないけど、
なんか、この演奏会、行かなきゃ。
館野さん、88歳だし。
4月24日 サントリーホール
4月25日 東京オペラシティ コンサートホール
4月26日 オーチャードホール
やっぱり、オペラシティかな。
そのチラシ
2024.11.28
オーケストラ・プロジェクト 2024
「直感とイマジネーション~AIと作曲家の現在」
昨日は、 東京オペラシティ コンサートホールへ
現代音楽のコンサートに行ってきた。
友人が招待券を2枚貰ったというので、
誘ってくれたんだ。
現代音楽なんて、生で聴く機会は滅多にない。
この「オーケストラ・プロジェクト」は、1979年に
始まったプロジェクトで、1995年以降は
東京交響楽団の協力を得て毎年一回
開催されているとのこと。
昨日が第39回の開催だった。
毎回、作曲家が入替るようだが、今回は
森垣桂一、松波匠太郎、山内雅弘、今堀拓也。
この4人の作曲した楽曲の初演だった。
曲目は、次の通り。(名前は作曲家)
森垣桂一: ミステリウム
松波匠太郎: “ABC”の印象 ~独奏サクソフォンとオーケストラのための
山内雅弘:螺旋の記憶 III ~オーケストラのための
今堀拓也: 交響曲第1番
まず、開演前に「プレトーク」というのがあって、
4人が登壇し、それぞれの曲の解説などをした。
タイトルが「直感とイマジネーション~AIと作曲家の現在」と
なっているが、特に AI を使って作曲したものが
演奏されるわけではなかった。
代表の山内さんによると、
今後、AI が作曲においてどのようになっていくのか、
やがて作曲家は不要になる時代が来るのか、と
いうような問題提起(?)の意味であったらしい。
現代音楽というと、何かわけの分からないことを
やっているというイメージを持っていたが、
昨日聴いた4曲は、ある意味とても映画音楽の
ようであり、映画音楽好きな私には、
この音楽にはどんな映画が合うんだろうという
観点で聴いていたので、楽しめたよ。
こういう印象ね。
【森垣 桂一:ミステリウム】
ヒッチコック作品のサウンドトラックだと言って
聞かされたら、信じてしまうだろう。
それほどにサスペンス映画的。
【松波匠太郎:“ABC”の印象~独奏サクソフォンと
オーケストラのための】
これは、サイコ・ホラーだ。
『シャイニング』のイメージ。
【山内雅弘:螺旋の記憶 III ~オーケストラのための】
これは、地球外生命体が出て来る SF 映画だね。
【今堀拓也:交響曲第1番】
スネアドラムが、16分音符を刻むだけで、
戦争映画になるんやな。
航空や海上の戦争ではなく、海兵隊の戦闘。
ベトナム戦争のイメージ。
『プラトーン』が思い浮かんだ。
私は、メロディが美しい音楽が好きだ。
全てではないだろうけど、現代音楽というと、
どうも歌えるようなメロディが聞こえて来ない
イメージがあり、あまり食指が動かなかった。
でも、映画のサントラなら、そういうのもありだものね。
残念ながら、このプロジェクトで演奏されるような曲は
「初演が終演になることが多い」という。
オーケストラの楽曲の作曲には、ものすごい
エネルギーがいるようだし、オーケストラの
リハーサルだって、大変だろうと思う。
それが、一度きりだなんて、なんだか切ないな。
チェロ奏者の中に、上原ひろみピアノ・クインテットの
向井航(わたる)さんがいたように見えたんだけど、
違うかな。
調べてみたけど、東京フィルハーモニー交響楽団の
メンバーの中に向井さんの名前はないんだ。
向井さんは、関西フィルハーモニー管弦楽団
首席チェロ奏者と出て来るけど、客員だったのかな。
【 演 奏 】
指揮:大井剛史
サクソフォン独奏 (松波作品):上野耕平
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
@ 東京オペラシティ コンサートホール
2024.11.25
言葉の壁
何年か、いやもう何十年になるかも知れないけど、
銀行に自動の両替機が登場したころは、
手数料なんてなく、いくらでも両替出来たような気がする。
でも、いつの頃からか、枚数に制限が設けられ、
今では、キャッシュカードを持っていれば、
1日10枚までは無料だけど、それ以上になると
手数料がかかるようになった。
今日、某大手銀行の両替機に並んでいた。
私の前にいた人は、外国人だった。
彼の知り合いが通りかかったので、話している言葉を
聞くとどうもフランス語のように聞こえた。
順番が来たので、彼は両替機にいくらか入れて
硬貨に両替をした。
スイスイと手続きを進める様子から、日本語が
読めるか、何度も両替機を使っていて、
慣れているように見えた。
硬貨を出した後、彼は続けて1万円を挿入した。
手続きを進めていると、再び紙幣の挿入口が
開いて、お金を入れるように促してきた。
彼は、そばにいたスタッフを呼んだ。
「お金を1万円入れたのに、また入れろと出る」
とスタッフに訴えた。
日本語も割と話せるようだ。
スタッフが一旦、中に入って戻ってくると、
彼が入れたのは、両替のための紙幣ではなく、
手数料だと説明した。
彼が「返してくれ」というと
「一旦払った手数料は戻せない」とスタッフ。
すると外国人はちょっと怒った様子で、
「警察を呼ぶ」と言い出した。
どうやら、彼が持っていたのはキャッシュカードではなく、
両替専用のカードで、予め手数料をチャージする
タイプのものらしい。
つまり、そのカードを持っているということは、
元々いくらかチャージされていて、その残額が
なくなったのでチャージするように表示されたんだと
思われる。
画面を見ていないので、正確には分からないけど、
チャージする金額が出たんではないかと思う。
彼は1万円を両替するつもりで、「1万円」の
ボタンを押したんじゃないかなと思う。
そういうカードがあるのを知らなかったけど、
たくさん両替が必要な商売をしている人には
必要なんだろう。
スタッフが説明するも彼は納得できないらしく
「分からない!」と言って、スタッフとその場を
離れたので、その後どうなったのかは知らない。
たぶんゆっくり説明を聞けば、理解できるだろうけど。
あんなに慣れた風に手続きしていたけど、
お店の両替カードとかで、彼は手数料の
チャージのことは、知らなかったのかも知れない。
ある程度、日本語が話せる人だったけど、
一度聞いただけでは、理解できないようで、
やはり言葉の壁は厚いと思った。
数年前、パリ旅行でスリに遭い、警察に行ったとき、
話が通じなかったことを思い出した。
ところで、無料で両替できるのは1日10枚まで
なんだけど、私は新札で千円札10枚と
五千円札2枚が欲しかった。
で、考えた。
2万円投入し、5千円札2枚、
千円札8枚と選択したら、それで10枚なので、
それ以上はボタンが押せないんだけど、
2万円入れているので、ちゃんと千円札10枚、
五千円札2枚が出てきた。
あそこで、先に千円札10枚と押してしまうと、
五千円札に両替できないで終わってしまうんだよ。
2024.11.23
宮古島と石垣島 その4
― 写真編
宮古島と石垣島で撮影した写真を何枚か
ご覧いただきたい。
海(宮古島)
夕陽(宮古島)
海(石垣島)
これは、泊まっていたホテルのすぐ裏で、
魚が泳いでいるのが見えた。
ここだけ時間が停まっているかのような
錯覚を覚えた団地(石垣島)
ちょっと日本じゃないような雰囲気。
建物にカメラを向けていると、住民だと思われる
小学生ぐらいの女の子に怪しい人物を
見るかのような目で見られたよ。
怪しいか。
本当は、その女の子も撮りたかったけど、
このご時世、女児にカメラを向けるなんて
どんな誤解を招くか分からない。
イヤな時代になったもんだ。
さとうきび畑(石垣島)
道路(石垣島)
家族(石垣島)
恋人たち(石垣島)
海(石垣島)
夕陽(石垣島)
東京に憧れがあるのでしょうか
「スナック ニュー東京」(石垣島)
2024.11.22
笹尾光彦展
花のある風景
この方のことは、この展覧会の広告を
見るまで知らなかった。
一目見てマティス大好きというのは分かるが、
ここまで徹底すれば、これはもうひとつの
芸風になるんだな。
中途半端が一番良くない。
同じような構図で背景に飾られている絵とか、
周囲の小物などが違う絵が何枚も。
これもワンパターンを通り過ぎれば
シグネチャー的なのかも知れない。
もちろん、色んな絵を描かれているけど
この展覧会は「花のある風景」というテーマなので
そういう絵が集まっているんだろうけどね。
作品には、1枚数万円から十数万円の値が
付けられていた。
飾れる壁があるなら、手の届く値段だけど、
わが家には飾れる壁がない。
会場は、渋谷のヒカリエ8階にある
Bunkamura Gallery 8/ 。
ここは、いくつかのブースに区切ってあって、
色んな展示をしている。
今は、古い渋谷写真展も開催中だった。
入場無料というのは嬉しいね。
笹尾光彦さんは、たぶん80歳を過ぎていると
思われるが、広告代理店で活躍したあと、
56歳で本格的に画家になる決心をした人。
もちろん、それまでも絵は描いていたようだけど。
とても鮮やかな色使いで、「赤の画家」とも
言われているらしい。
@ Bunkamura Gallery 8/
桂雀々逝く
桂雀々さんが亡くなった。
64歳。
最初に読んだ記事は死因に触れていなかった。
師匠(枝雀)のこともあり、嫌な想像が働いた。
検索して3つ目の記事でようやく所属事務所の
発表で「糖尿病からの肝不全により」という
言葉を見つけた。
非常に複雑な思いだけど、病気であることに
安堵している自分がいた。
雀々さんの高座は何度も観ており、
彼の生い立ちを書いた『必死のパッチ』も読んだ。
子供の頃から苦労した人だが、
一生懸命に高座で演じる姿は、
まさに「必死のパッチ」そのものだったように思う。
最後に聴いた落語は、昨年6月4日、
「落語ドマーニ」での「夢八」になってしまった。
残念。
合掌。
2024.11.22
宮古島と石垣島 その3
― 石垣島編
石垣島。
地図上で見ると、ほとんど台湾だ。
沖縄本島より台湾の方が近い。
そして、九州よりフィリピンのルソン島の方が近い。
それは、宮古島も同じだけどね。
日本って広いんやなぁ。
石垣島の方が宮古島より面積は広いが、
人口はというと宮古島の方が多い。
宮古島 55,645人(2023年9月)
石垣島 50,048人( 〃 )
なんだか石垣島の方が、人が多いような
気がしたんだけど、当てにならないもんだな。
こういうのバイアスっていうんやろな。
石垣島では「VIVOVIVA 石垣島」という
コンドミニアム・リゾートに宿泊(2泊)。
今年3月にオープンしたばかりの新しいホテル。
ほとんどの部屋がオーシャンビューで、
私たちが泊まった部屋からは竹富島が見える。
外観(昼)
外観(夜)
部屋(オーシャンビュー)
ベッド(広い!)
夜200メートルほど離れたホテルにある
レストランに行こうとしたら、道に街灯がなく
真っ暗でスマホの懐中電灯機能を使わないと
歩けないほどだった。
東京は明るすぎだな。
そのレストランで飲んだ石垣島地ビール マリンビール
石垣島鍾乳洞というのに行ってみた。
鍾乳洞の中は、涼しいだろうと思っていたら、
暑かったわ。
さすがは、南国。
旅行6日目、ドライブしてて見つけた小さな港に
あった食堂 舟越屋(ふなくや)で昼食をとった。
牛すじ丼ミニそばセット
フナクヤ定食
老夫婦(たぶん)ふたりがやっている食堂で
とってもオキナワンな時間の流れるひと時でした。
旅行中、沖縄そば何度も食べた。
人気店は、何十人も並んでいたので諦めたけど、
どこで食べてもそれなりに美味しい。
2024.11.21
宮古島と石垣島 その2
― 続・宮古島編
前回(その1)のエントリーを読まれた方は、
食べ物の話ばかりじゃないかと
思われたかも知れない。
マリンスポーツや釣りでもやれば、
それらについて書くことがあるのかも知れないけど、
私の旅は基本的に気ままにドライブをして、
気にいった所で写真を撮って、
あとは美味しいものを食べるという具合なんだ。
島ならば、車で一周するのは必須だな。
ところで、調べてみると沖縄県には、
大小合わせて 691 もの島がある。
これは「周囲長0.1km以上の海岸線で
囲われた自然形成の陸地」ということなので、
島とは呼ぶほどでもないものも含まれるかもしれない。
そのうち有人島は、38。
宮古島の面積は、沖縄島、西表島(いりおもてじま)、
石垣島に次いで4位。
宮古島のすぐ近くにも島が点在しており、
現在の宮古島は、池間島(いけまじま)、
来間島(くりまじま)、伊良部島(いらぶじま)の
3つの島と橋で繋がっており、行き来できる。
また、伊良部島を介して下地島(しもじしま)とも
繋がっている。
池間大橋を宮古島から撮影
池間大橋を池間島から撮影
旅行中(データはないけどたぶん)80%以上の
確率で雨の日があるほど、妻には「雨男」と
言われるのだけど、今回も宮古島の3日目の
午前中にしっかり降りました。
雨上がりのせいか、水が濁っている島尻のマングローブ林
4日目は、石垣島へ移動。
宮古島から石垣島へは、飛行機(プロペラ機)で30分ほど。
つづく
2024.11.18
宮古島と石垣島 その1
― 宮古島編
10月8日から14日まで6泊7日で
沖縄県の宮古島と石垣島に行ってきた。
そのことについて書こう書こうと思いながら、
どんどん日が過ぎてしまい、もうひと月以上も
経ってしまった。
今さらだけど、少しは書いておきたい。
この旅行は、妻の還暦祝いと私たちの結婚
25年の記念にということで、企画した。
海外旅行も考えたけど、円安だし、
国内でも行っていないところはたくさんある。
外国に行ったつもりで少し贅沢な旅行をと思い、
一度も行ったことのなかった、沖縄の離島から
宮古島と石垣島を選んだ。
それぞれ3泊ずつね。
宮古島にも石垣島にも、羽田から直行便が
あるので便利だ。
どちらの島も沖縄らしく、
海がエメラルドグリーンで美しい。
マリンスポーツを楽しむなら最高なんだろうが、
私たち夫婦にはその趣味はない。
海は、眺めるだけで良い。
宮古島より石垣島の方が大きな島で、
石垣島の繁華街は、東京に住む私から見れば
「リトル那覇」といった印象だった。
宮古島の方が「離島に来た」という感じは強い。
景色や雰囲気はもちろん楽しめたけど、
宮古島で良かったのは、ランチを食べた
「Grand Bleu Gamin」。
コースだったのだけど、これが大満足に美味かった。
「Grand Bleu Gamin」は、5部屋だけの
オールスイート、プライベートプール付の
ヴィラとレストランなのだが、
今回はお泊りはなしで ランチだけに訪れてみた。
スタッフも感じよく、次回はディナーも食べたいし
泊まってみたい。
(東京・恵比寿にもレストランがあるのだが、
そこにはまだ行ったことがない。)
宿泊すればレンタカーも借りられる
といっても、車がなければ
ここにたどり着けないのだけど。
それから、夜、ステーキを食べに行った
「多良間牛 DOUG'S GRILL」。
入店後、メニューを見たら思っていたより
高かったのだけど、せっかくなので、
「シャトーブリアン」と「カメノコ」を200グラムずつ。
(オーダーは200グラムからなのね)
「シャトーブリアン」は「カメノコ」の2倍以上のお値段。
この「シャトーブリアン」、お高いだけあって
今まで食べた肉の中で一番美味かったと思う。
「シャトーブリアン」と言っても、大したことのない
ステーキもあるけれど、これは感動的に美味かった。
「カメノコ」というのは、牛の後ろ脚の付け根付近の
お肉で、脂身がない赤身。
シャトーブリアンが美味すぎて、普通でした。
宮古島の一泊目は、普通のホテルに
泊まったのだけど、2泊目3泊目は、
「K's Villa」という庭付き1LDKタイプのコテージ。
キッチンもついているので、料理も出来る。
広々としたリビングにベッドルーム、
専用の芝生の庭という贅沢。
オーナーが親切な人で、頼めば食事も
作ってくれるという。
帰りにまだ青い島バナナをもらったよ。
黄色くなるまで2週間ぐらいかかったけど、
こんなのです。
10cmぐらい
もっと小さいものも
普通のバナナより、ちょっと酸味がある感じが
したけど、思ったより美味しかった。
つづく
2024.11.17
Lee Ritenour&Dave Grusin
with Brasilian Friends
featuring Ivan Lins
2年ぶりのリー・リトナー。
一昨年も「リー・リトナー & デイヴ・グルーシン」
名義での来日だったが、今回も。
そこにブラジルのメンバーも加えたライヴだ。
これは「かわさきジャズ2024」のライヴのひとつ。
「かわさきジャズ2024」は、今年で10回目となる
ジャズ・フェスティバルで、今年は約2カ月にわたって
開催される。
今日のライブ会場は、ミューザ川崎シンフォニーホール。
ここは、パイプオルガンがあることからも
クラシック用に作られたホールだと思うが、
私はジャズやポップスでしか訪れたことがない。
1部は「リー・リトナー & デイヴ・グルーシン」バンド。
一昨年は、ベースがメルヴィン・デイヴィスだったけど
今回は、ムニール・オッスン。
この人のことは、知らなかったのだけど、
ブラジルのマルチ・プレイヤーで、見た目から結構なインパクト。
いくつかググって聴いてみたら、断然興味が湧いた。
そして、ドラムが一昨年同様、リーの息子、
ウェスリー・リトナー。
どういうわけか、この人のドラムは、
何度観てもうるさく感じてしまう。
今日は、始まってしばらくは、
ジャズクラブではなく会場が広かったので
そんなに気にならないな、と思っていたら、
途中から、スネアやタムの音がうるさい、
シンバルもうるさい、と感じ出した。
なんか音楽にとけ込まないような気がするのは、
私だけだろうか。
その大きな音のスネアの時に、数回、
ベースのムニールが振り向いてウェスリーを
見たのだけど、どういう意味だったんだろうか。
やっぱり「キミ、ちょっとやかましいよ」という
感じだったんだろうか。
それとも「いいねぇーそのスネア」という
意味だったんだろうか。
そして、デイヴ・グルーシン、90歳です!
元気そうです。
リーは、72歳。
りーは、ちょっと歩き方が、気になった。
歩幅が狭くヨチヨチで、お腹も出てるし、
腰かどこかが悪いような歩き方だった。
健康には気を付けてね。
ギターは、一昨年と同じ。
サドウスキーがメインで、あとはいつものギブソン、
レスポールとヤマハのナイロン弦のサイレントギター。
曲は、『The Village』、『Etude』、
デイヴのピアノソロで『It Might Be You』など。。
ご本人は「フィルム(映画)に書いた曲だけど
何のフィルムか忘れてしまった」と言っていたけど
曲が終わってからリーが『トッツィー』だとフォロー。
50分ほど演奏し休憩。
2部は、ブラジル人メンバーを加えて。
ドラムが、ウェスリーからエドゥ・ヒベイロという人に
変わったのだが、全くうるさくない。
(というか、それが普通)
やはり、ウェスリーのドラムの何かが
私には耳障りなんだと思う。
3曲ほど演って、ようやくイヴァン・リンスの登場。
誰よりも拍手が大きく、イヴァンの人気の高さを感じた。
まず、クインシー・ジョーンズに捧げると言って
『Love Dance』を始めたのだが、PA(音響)に
トラブルがあったようで、歌声がちゃんと
スピーカーから出ていなかった。
次の曲で回復したけど。
ほかにもタチアナ・パーハがスキャットしている声が
聞こえて来なかったり、今日の PA には不満あり。
『Harlequin』では、会場の皆に歌わそうとしたけど、
個人的にはイマイチ盛り上がりに欠けた印象かな。
でも、ブラジル勢の参加した2部の方が、
勢いがあって良かったと思う。
MC をした3人とも(リー、デイヴ、イヴァン)が
「クインシー・ジョーンズ」の名前を複数回 出した。
あらためて、クインシーのアメリカ音楽界における
影響力の大きさ、偉大さを感じた。
デイヴは、日本に初めて来たのは、
クインシー・ジョーンズと一緒のビッグバンドで
会場は武道館でだったんだって。
(私の聞き間違いでなければ。)
[ MEMBERS ]
音楽監督/ギター:リー・リトナー
ピアノ/キーボード:デイヴ・グルーシン
ベース/ヴォーカル:ムニール・オッスン
ドラムス:ウェスリー・リトナー
ヴォーカル:タチアナ・パーハ
ベース:ブルーノ・ミゴット
ドラムス:エドゥ・ヒベイロ
パーカッション:マルセロ・コスタ
ヴォーカル/キーボード:イヴァン・リンス
@ ミューザ川崎シンフォニーホール
2024.11.16
PROTEIN
プロテイン
マラソンを完走する身体つくりのために
2ヵ月ほど前からプロテインを摂り出した。
肉を食べていれば、食べただけタンパク質は
摂れていると、何の知識もなく、
調べたこともなく、思っていたが違うんやな。
例えば、ステーキを100グラム(焼く前)
食べたとして、含まれるタンパク質は、
約20%、つまり20グラムだ。
しかし、そのステーキに脂身が20グラム
付いていたとすると赤身は80グラムなので
タンパク質は、16グラムということになる。
毎日毎日、1ポンドのステーキを食べるわけには
いかないし、脂質の問題もある。
高タンパク低カロリーと言われる食品
(鶏のささみ、胸肉、魚類)などを
普段から摂取していても、そんなに毎日食べるのは
現実的ではないので、タンパク質は中々足りていないようだ。
で、プロテインを1日に30~40グラムほど
摂り出して2ヵ月ほど経ってあることに気づいた。
筋肉も少しは付いたのが分かるけど、
それはトレーニングの成果が大きいだろう。
でも、何もしていないのにプロテインを
食べているだけで変わったことがある。
それは、爪。
私の爪は、とても柔らかくギターを弾くときも
注意しないとすぐに割れてしまうのだけど、
ちょっと硬くなっていることに気づいた。
それは、爪を切るときの音と手ごたえで気づいた。
割れなくなったわけではないだろうけどね。
ナイロン弦のギターだと気が付かなかったけど、
昨日、久しぶりにスチール弦のアコギを弾いたら、
感触が違う感じがした。
明らかに爪のせいだ。
なるほど爪も髪の毛もタンパク質だというのは、
聞いたことがある。
待てよ、するとこれから毛が生えて来るのか?
ないない。
それはない。
スキンへッドにして30年。
むしろ、髪が増えてきては面倒だ。
ところで、プロテインには大きく3種類あるようだ。
ホエイプロテインは、牛乳のタンパク質から抽出されたもの。
カゼインプロテインも、牛乳由来だが種類の違うタンパク質。
そして、ソイプロテインは大豆由来のタンパク質。
それぞれに特徴がある。
吸収の早いのが、ホエイプロテイン。
緩やかに吸収されるのが、カゼインプロテインと
ソイプロテイン。
ソイプロテインは水に溶けにくいので、
やや飲むのが面倒だ。
ホエイとソイと両方買ったけど、ついつい
簡単に溶けるホエイを飲んでします。
また、これがカフェオレの味が付いていて飲みやすい。
REYSというメーカーのものだが、カフェオレ味を
飲み切ったので、ミックスベリー風味を
買ってみたら、あんまり好みの味ではなかったわ。
2024.11.15
ERIC CLAPTON
LIVE AT BUDOKAN 2025
昨年4月、これが最後の来日だろうと
エリック・クラプトンの武道館6公演を
全て観に行った。
その中には、武道館100回目公演という
節目の日もあった(2023年4月21日)。
時間がちょっと短いとか、日によって『レイラ』を
演らない日があったとか、ミスがあったとか、
感想は色々だったけど、最終日(4月24日)の
演奏は一番良くて、エリックのMCやメンバー全員への
お辞儀とかも感動的で、6公演全部観られて
とても満足した覚えがある。
そのエリックは、来年3月30日に80歳になる。
そして、80際になったエリックが、再び来日する。
会場は、もちろん武道館で、日程は次の通り。
4月14日(月)
4月16日(水)
4月18日(金)
4月19日(土)
4月21日(月)
4月24日(木)
チケット料金(S席)は、2019年の15,000円、
2023年の20,000円から さらに値上がりし、
25,000円となっている。
また6公演全て観に行くとすると
15万円になってしまう。
まあ、それでもロンドンまで観に行くことを
考えれば安いけれど、何日観に行くか考え中。
何もかもが値上がりしているので、仕方がないとは
思うけど、世知辛い時代になった。
何度も「最後」というのは、まるでなんとか詐欺
みたいだけど、エリック自身は昨年も
「これが最後」とは言ってないんだよな。
過去に「大規模なワールドツアーは、難しい」とは
言ったことがあるけれど。
エリックの年齢を考えて、これが最後かも知れないと
周りが思ってしまうんやろな。
その方が、盛り上がるしチケットは売れるしな。
彼にとって日本は特別な国らしいから
こうして来てくれるんやろな。
ウドーのサイトによると
「クラプトンは、『プロンプターに頼るようになったら、
もうやめる』という印象的な言葉も残している」とある。
「プロンプター」というのは、歌詞などをステージ上の
モニターに映し出す装置のこと。
日本のアーティストにも、歌詞を覚えられないのか、
間違うことを防ぐためか、「プロンプター」を
使っている人は少なくない。
個人的には、フォークの人が譜面台を立てて、
歌詞を置いているのは気にならないけど、
ロックの人が「プロンプター」を置いているのは、
やや興ざめする。
なんでやろ。
なんかその行為自体に「ロック」を感じないからかな。
大好きなアーティストの中にもそういう人はいるし、
記憶力は衰えていくものだから、
100%否定はしないけど、落語家や講談、演劇の人は、
そんなもの観ないし、盲目のアーティストは
そもそも歌詞も楽譜も見ないということを考えると、
どうしても高いレベルの芸を望んでしまう自分を
否めないんだな。
「プロンプター」を見ないことが、芸のレベルを
決めるわけではないけどね。
そういう意味では、クラプトンが、
「プロンプターに頼るようになったら、もうやめる」と
言ったというのは、支持したい。
2024.11.13
インスタ 毎日更新 2年越え
2022年10月26日に毎日アップすることを
目指して「街中で見つけた諸行無常」と題して
始めたインスタグラム。
今日は「その749」だった。
記憶では2回24時を過ぎてしまったことが
あったけど、749日連続でアップしている。
10月26日で、ちょうど2周年だったのだけど、
その日は気づかすに数日過ぎてから、
(あれ?2年経ってるやん)と気づいた。
本当に1日も欠かさずアップしたのかと
問われると自信がなくなる。
特に昨年アメリカに旅行した際に、
時差のせいでミスをしているかも知れない。
そう思って「その730」を見てみると、
日付が10月25日なので、ちょうど2年、
365×2=730日目だ。
おー、我ながら、良く続いている。
というか、もうやめるタイミングは、
1,000回しかないかな。
やめるかどうかは、その時に考えよう。
別にやめなくても、毎日じゃなく
続けるという選択肢もあるしね。
元々、被写体を観る目を養うために
始めたのだけど、今や被写体探しは、
日常になってしまっている。
困るのは マラソンの練習中、
走っている時に 撮りたいものを見つけた時。
立ち止まると、マラソンの練習にならない。
そんな時は、撮ることを諦めて、
走ることに専念することにしている。
でないと、もう何をしたいのか自分でも
分からなくなるからね。
「今、やっていることに集中する」というのは、
ひとつのテーマでもあるから。
だから、昨年のウォーキングの時も、
今年のジョギングの時も音楽などは聴かない
ことにしているんだ。
ジョギングの時に英会話の単語を覚えれば良い、
という人もいるけれど、そんなにあれもこれも
欲張ったって、手に入らない。
効率化やタイパは、自分を苦しめるだけだ、
と、思っている。
話をインスタに戻そう。
これが、記念すべき「その730」の写真の1枚。
宮古島で撮った1枚だ。
そのほかの、最近の作品。
徳島のビーチで撮った猫。
撮った時には目の前の猫ばかり見ていて
気づいていなかったけど、
後ろにもう一匹猫が写っているんだよ。
右側の黒い部分を拡大すると。
この写真は大きくプリントして展示したいな。
次は、天王洲アイルで撮った1枚。
橋の上に飛行機が写っているんだけど
小さくて分からない。
これもその部分を拡大すると。
これは、撮影時に飛行機に気付いていたけどね。
続いて、撮影目的で行った信州の写真を数枚。
自然や森の写真はもっと撮りたいね。
最後に夏の山形の空。
元データのままだと重たすぎるため、
全て画質を落としている。
実際の色を見てもらえないのは残念だな。
(元データの色は、もっと鮮やかなのです。)
今年は、人生で一番色々なところ(国内)に行った。
妻の仕事に付いて行ってもの、家族の事情のもの、
個人的なものなど色々だけど、都道府県でいうと、
大阪、石川、茨城、愛知、滋賀、岐阜、福岡、
長野、山形、香川、神奈川、宮城、沖縄、徳島、
富山と、15府県にのぼる(日帰りも含む)。
写真に特化して旅をするなら、一か所にもう少し
長く滞在する必要があるということも痛感した
一年でもあった。(もう年の暮れみたい。)
それにしても、子供の頃も若い頃も
ホントに何ごとも長続きしなった私が、
何の苦労もなく、ひとつのことを
毎日2年間も続けられるようになったのは
どういうわけだろう。
もの凄く不思議だ。
子供の頃から、こんな風だったら、
もう少し何かを成し遂げたんじゃないかと
思うのだが、そんなこと考えても仕方ないな。
でも、若い人には、言いたい。
大丈夫、続けられるようになるから、と。
あ、その時はもう遅いんか。
2024.11.12
緒方秀美
Talk Show & Photo Session
妻に誘われて、写真家・緒方秀美さんの
トークショーに行ってきた。
緒方さんは、Blankey Jet City、矢沢永吉、
B’z、The Yellow Monkey、横綱白鵬など、
CDジャケットや写真集などを
たくさん手がけてきた人。
トークショーの後には、申し込んだ人が
写真を撮ってもらえるフォトセッションもあった。
プロの写真家が、素人をどんな風に撮影するのか、
興味があって数人の撮影を観てたけど、
そんな程度で秘密が分かるほど物事は甘くない。
ご本人曰く、熊本の片田舎で、
アーティストの写真を観て、カメラマンに憧れ、
18歳の時に、写真をまだ撮ったことがないのに
カメラマンになると決めた話。
20歳でニューヨークに渡り、5年間腕を磨いて
帰国したけど、仕事が全然なかった話。
どうしても、Blankey Jet City の写真を
撮りたいけど事務所に相手にされず、
夢のお告げに従って行った、三宿の ZEST で
中村達也(BJC のドラマー)に会い、
そこから BJC の写真を出すに至る話など、
そして、アーティストとして、どんな風に進化し
殻を破ってきたのかという話もとても面白かった。
とにかく行動力が凄い。
その行動力の凄さは、パッション以外の何ものでもない。
本当にピュアに生きてきたのが伝わってくる。
そして、彼女のメッセージは、「自分で自分の
リミットを決めるな」だ。
「写真(ポートレイト)」というキーワードは
もちろんだけど、不思議な共通点があったのも興味深かった。
・1985年私はアメリカを横断し、ニューヨークに行っていた。
・私もゴッホの絵を前に動けなくなった体験がある。
・私は上京してしばらくの間、三宿の ZEST でバイトしてた。
話は、とても面白く刺激的だったが、
「こういう話は若い時に聞かなきゃな」と思った瞬間、
自分のリミットを設定していることに気づいたのでした。
現在、メインにされている「FORCE OF FLOWER」
というプロジェクトは、「陽光桜」という桜を
世界に植林するというもの。
その「陽光桜」が生まれた背景が、つらくて美しい。
[参考]
写真家 緒方秀美氏インタビュー
2024.11.9
アイミタガイ
黒木華主演の映画『アイミタガイ』。
原作は、中條ていの連作短編集。
タイトルの「アイミタガイ」の意味は、
映画の中で語られるので、ぜひご覧頂きたい。
私が知らなかっただけかも知れないけど、
ちゃんとした日本語です。(相身互い)
黒木華演じる梓(あずさ)は、ウエディングプランナー。
その梓の親友・叶海(かなみ)が亡くなる。
最愛の親友を失い、前に進めない梓と、
娘を突然失くした叶海の両親の物語が、
同時進行で進むのだけど、
ラストに向けてふたつのストーリーが、
見事に繋がっていく。
これはフィクションだから、と言ってしまえば
それまでだけど、私は結構泣かされてしまった。
よく出来た話しだと思う。
梓の彼氏役に中村蒼。
叶海を演じるのは、藤間爽子。
その両親に、西田尚美と田口トモロヲ。
叶海の中学生時代を演じる白鳥玉季がとても良い。
この人、何かで観たことがあると思ったら、
『流浪の月』に出演していた子役だ。
そのほか、草笛光子、風吹ジュン、安藤玉恵など。
過去の完了と、前に進むことを描いた作品。
生きている限り、人は前に進み続けなければならない。
監督は、1984年生まれの草野翔吾。
この人の作品は、初めて観た。
ところで、劇中でピアノ演奏のシーンがある。
そこで演奏される曲が、超有名曲で、
よくよく知っている曲(演奏したこともある)
なのに、題名が思い出せなかった。
(最近、こういう思い出せないことが増えてきた。)
で、エンドロールで出るだろうから、
題名を見ればすぐ分かると思っていたのに、
見落としたのか見つけられなかった。
思い出せないので、仕方なくググってみると
その曲は『オーラ・リー』とあった。
「オーラ・リー」なんて曲、知らんぞと、
さらに調べてみると、なんとプレスリーの
『Love Me Tender』の原曲だった。
『Love Me Tender』に原曲があったなんて
知らなかった。
いや、もしかしたら過去にも同じことを思ったけど
覚えていない可能性も大きい。
『Love Me Tender』とせずに『Aura Lee』と
したのには、何か意味があるんだろうな。
それから、エンドロールでは黒木華が歌う曲が
流れた。
それも出だしですぐ、(あ、この曲知ってる)と
思ったけど、タイトルも誰が歌っていたかも思い出せない。
エンドロールで「夜明けのハイウェイ」
「作詞・作曲 荒木一郎」と出た。
えーっ? 荒木一郎?
なんかイメージ違うなぁ。
もっとニューミュージック系の人が唄ってたと
思ったけど、作者が荒木一郎ってことかな、
と、これも調べてみると、1979年のテレビドラマ
『ちょっとマイウェイ』(桃井かおり主演)の
テーマ曲で、唄っていたのは「パル(PAL)」という
グループだった。
曲のタイトルを見ても、ドラマのタイトルを見ても
パルというグループの名前を見ても、
何一つ思い出せないかったけど、
たぶん、このドラマを毎週観ていたんだと思う。
だから、曲の出だしの歌詞「悲しみをいくつか
乗り越えて来ました」ですぐ、この曲知ってると
思ったんだな。
1979年というと、私は17歳。
もしかしたら、45年ぶりだったかも知れない。
若い時に聴いた音楽って、ホントに凄いね。
黒木華の歌は、とても上手いとは言えないけど、
味があって良いと思う。
あと、黒木華の「華」は、ついつい「はな」と
読んでしまうけど「はる」なんだな。
これも、すぐ忘れて「はな」と読んでしまう。
★★★★★
2024年製作/105分/G/日本
劇場公開日:2024年11月1日
本 心
本日は、邦画をもう一本鑑賞。
昨日公開されたばかりの『本心』。
18時過ぎからの上映を観たのだけれど、
お客さんは7人と少なかった。
原作は『マチネの終わりに』、『ある男』の
平野啓一郎。
ちょっと未来の、言ってみれば SF的設定。
自由死という制度で、自殺が認められている日本。
池松壮亮(そうすけ)演じる主人公 朔也(さくや)の
母親(田中裕子)が、「大切な話をしたい」と
言い残して、死んでしまう。
朔也はVF(ヴァーチャル・フィギア)で、
母を創り出し、本心を聞き出そうとする。
死んだ人間をヴァーチャルで創り出し、
話ができる。
VFの中の人間は、現実と区別がつかないほどで
ちゃんと学習し続ける。
でも、こんな時代が来るのは、イヤだなと思う。
設定は SF 的だけど、ストーリーはヒューマンドラマ。
先に観た『アイミタガイ』で 泣きすぎたためか
設定のせいか、イマイチ感情移入できずに
終わったけれど、ラストは良いと思う。
そして、人の「本心」なんて永遠に分からないんだと思う。
もしかしたら、自分の本心も。
そのほかの出演は、三吉彩花、妻夫木聡。
ちょい役で田中泯、綾野剛、仲野太賀も出演。
監督は、『舟を編む』『ぼくたちの家族』の石井裕也。
三吉彩花が、魅力的な人だなと思っていたら、
2013年に観た『旅立ちの島唄~十五の春~』の
主役の女の子が大人になっていたんだな。
『旅立ちの島唄~』の感想にも
「映画初主演作らしいが、凛としていて、
美しい女優さん」と書いていたわ。
ところで、先月からTジョイ・シネマは、
シニア料金が、60歳から65歳に変更してたわ。
せっかくシニア料金で観られるようになっていたのに、
また一般料金で観ないといけなくなった。
今や一般料金は、2000円ですわ。
割引は、劇場ごとに違うみたいで、
TOHOシネマは、シニア割引を
60歳以上ということで頑張ってくれている。
★★★★☆
2024年製作/122分/G/日本
劇場公開日:2024年11月8日
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